抗がん漢方薬のお試し用のレトルトパックのご紹介

漢方薬は10種類以上の生薬を組み合わせて作ります。使われる生薬の多くは医薬品ですので、健康食品としては使用できないものです。効果が高いので医薬品となっているわけですから、目的に合わせて作った「抗がん漢方薬」は、がんに効くと言われているどの健康食品よりも効果が高いと言えます。しかも、健康食品よりも安価です。

レトルトパック詰めの漢方薬は煎じる手間が省けて、入院中でも抗がん漢方薬の煎じ薬を服用できます。
がん治療では、以下のような処方を基本にし、それらを1〜2週間程度服用して、胃腸への負担や、飲みにくさ、体の反応などを伺ってから、さらに体調や病状に合わせた処方へと修正していきます。

No.
含まれる生薬の種類 ()内はエキス抽出に用いた1パック当りの生薬のグラム数
1パックの値段
デンシチニンジン(3)、オウギ(5)、ビャクジュツ(3)、ブクリョウ(3)、カンゾウ(1)、トウキ(3)、シャクヤク(3)、センキュウ(3)、ジオウ(3)、ケイヒ(3)、トウニン(3)、ボタンピ(3)、コウカ(3)
570円
コウライニンジン(5)、オウギ(10)、ビャクジュツ(5)、ブクリョウ(5)、チンピ(2)、タイソウ(5)、ショウキョウ(2)、カンゾウ(1)、バクモンドウ(5)、ゴミシ(3)
610円
デンシチニンジン(3)、オウギ(5)、ビャクジュツ(3)、ブクリョウ(3)、ショウキョウ(1)、カンゾウ(1)、トウキ(3)、ケイヒ(2)、ガジュツ(3)、タンジン(3)、ハンシレン(10)、ビャッカジャゼツソウ(10)
840円

No.1は抗がん剤や放射線治療の副作用を防止したり、手術後の回復促進、再発予防に使用する基本処方です。漢方理論で言う「気」と「血」の量と巡りを良くして、組織の回復力や治癒力を高めます。体力や免疫力を高める生薬も多く含まれています。

No.2は胃腸が弱っている人に使う基本処方です。胃腸の状態を良くして食欲を高め、免疫力と体力を増強します

No.3は体力と免疫力を高める生薬に、抗がん作用のあるガジュツ(莪朮)、タンジン(丹参)、ハンシレン(半枝蓮)、ビャッカジャゼツソウ(白花蛇舌草)を追加して抗がん作用を強めたものです。進行がんにおける抗がん剤や放射線治療中や、西洋医学的に治療法がなくなった進行がんの患者さんなどに使用しています

個々の生薬の薬効の解説を以下に示します。

含まれる生薬の種類
効 能
 No.1  No.2  No.3
田七人参
(デンシチニンジン)
ウコギ科のサンシチニンジン(Panax notoginseng)の根。 体力増強作用、肝細胞保護作用、障害を受けた肝細胞の再生を促進する効果がある。 血液循環を良くし、出血を止める作用がある。血液循環を良くするので虚血性心疾患や高血圧にも使用されます。
 3 g
 
 3 g
高麗人参
(コウライニンジン)
ウコギ科のオタネニンジンの根。 消化吸収機能を賦活化し、種々のストレスに対する生体の非特異的抵抗性を強くする。蛋白合成を促進し、新陳代謝と免疫能を高める。強壮作用や抗疲労作用もある。がん細胞の増殖や転移を抑制する作用なども報告されている。
 
 5 g
 
黄耆
(オウギ)
マメ科のキバナオウギおよびナイモウオウギの根。免疫増強作用と強壮作用があり、病気全般に対する抵抗力を高める。抗がん剤治療と併用して、抗腫瘍効果を高め副作用を軽減する効果が多くの臨床試験で確認されている。
 5 g
10 g 
 5 g
白朮
(ビャクジュツ)
キク科のオケラやオオバナオケラの根茎を乾燥したもの。胃腸虚弱を改善し、食欲不振、下痢、疲労倦怠などの症状を改善する。
3 g 
5 g 
 3 g
茯苓
(ブクリョウ)
サルノコシカケ科のマツホドの外層を除いた菌核。消化吸収機能を促進し、胃腸虚弱を改善する。多糖体成分には免疫賦活作用を介した抗腫瘍効果が報告されている。精神安定作用がある。
3 g 
5 g 
3 g 
陳皮
(チンピ)
ウンシュウミカンの成熟果皮を乾燥したもの。芳香性のある精油成分を豊富に含んでいるため、胃液分泌や腸管運動を促進し、腸管のガス排出を促進する。食欲を増進し吐き気を止め、いわゆる芳香性苦味健胃薬として知られている。
 
 2 g
 
大棗
(タイソウ)
クロウメモドキ科のナツメまたはその他同属植物の果実 。胃腸虚弱な人の食欲不振・元気がない・疲れやすいなどの症状に、補気薬の補助として用いる。刺激性の強い峻烈な作用を持つ薬物に配合して、薬効を緩和する。
 
5 g 
 
生姜
(ショウキョウ)
ショウガ科のショウガの根茎。 食欲を増進し、消化機能を高め、吐き気を緩和する作用があるため多くの処方に大棗や甘草とともに配合される。 辛み成分のジンゲロールやショウガオールには抗炎症作用やがん予防効果が報告されている。
 
 2 g
1 g 
甘草
(カンゾウ)
マメ科のウラルカンゾウの根。 主成分はトリテルペノイド配糖体のグリチルリチンは強い甘味があり、他の薬の薬性を調和させ、薬効が過剰にならないように緩和させ、副作用を軽減する。
1 g 
 1 g
1 g 
当帰
(トウキ)
セリ科のトウキ又はその他近縁植物の根。 血管拡張・血行促進により身体を温め、造血機能を高める。 多糖体成分に免疫賦活作用・抗腫瘍効果が認められている。皮膚の傷の治りを促進する効果がある。
3 g 
 
3 g 
芍薬
(シャクヤク)
ボタン科のシャクヤク又はその他近縁植物の根。 末梢血管拡張・血流量増加促進・血小板凝集抑制・抗炎症・鎮痛などの薬効がある。筋肉の緊張を緩和させ、痛みをとる。
3 g 
 
 
川芎
(センキュウ)
セリ科のセンキュウの根を皮を付けたま乾燥したもの。 末梢血管拡張・血小板凝集抑制・抗炎症・鎮痛・免疫増強などの薬効がある。冷え症,月経障害など婦人薬として用いられる。
3 g 
 
 
地黄
(ジオウ)
ゴマノハグサ科アカヤジオウの根を乾燥したもの。造血作用があり、補血・強壮の薬として、貧血や虚弱体質の改善に使用される。血糖降下、血流増加、利尿などの薬理作用も知られている。
 3 g
 
 
桂皮
(ケイヒ)
クスノキ科のニッケイ類の樹皮。 血行を促進して体を温める効果があり、鎮痛にも働くので、冷えによる痛みなど各種の症状に用いられる。 精油成分には解熱・鎮静・鎮痙・末梢血管拡張・抗菌作用などが認められている。
 3 g
 
2 g 
桃仁
(トウニン)
バラ科のモモの種子。組織の血液循環を良くする。豊富な油性成分を含み、腸管内を潤滑にして便秘を改善する。
 3 g
 
 
牡丹皮
(ボタンピ)
ボタン科のボタンの根皮。 血液循環を良くし抗炎症作用も有するので、炎症に付随する微小循環障害を改善する。 主成分のペオノールやペオニフロリンには鎮痛・鎮静作用が認められている。タンニンを多く含み強い抗酸化作用を有する。
3 g 
 
 
紅花
(コウカ)
キク科のベニバナの管状花を乾燥したもの。 組織の血液循環を良くする。桃仁と併用して効能を強める。 マクロファ-ジ活性化やインタ-フェロン誘起作用など免疫賦活作用も報告されている。
 3 g
 
 
麦門冬
(バクモンドウ)
ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部。 体液産生に働き、気道粘膜を滋潤し、鎮咳するとともに痰を溶解して喀出しやすくする。 鎮咳作用、血糖降下作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用などの薬理作用が報告されている。
 
 5 g
 
五味子
(ゴミシ)
マツブサ科のチョウセンゴミシの果実。 体力や持久力を高め、疲労の回復を促進する。 ウイルス性肝炎などにおける肝臓の炎症や肝機能障害を良くする効果があり、様々な肝臓毒から肝臓を保護し、肝臓機能を高め、肝細胞の再生を促進することが示されている。
 
 3g
 
莪朮
(ガジュツ)
ショウガ科ガジュツの根茎。 精油には芳香健胃作用があり、消化吸収機能を高める。 血行を促進し、組織の血液循環を良くする。 精油成分中にセスキテルペン類を多く含み、がん細胞の増殖を抑える効果がある。同時に免疫力を増強する効果も有し抗腫瘍作用が期待できる。
 
 
 3 g
丹参
(タンジン)
シソ科のタンジンの根茎 。肝機能や解毒機能を高める作用、抗がん作用がある。 ゆううつ・抑うつ・いらいらなどの情緒不安定などの症状を安定させる効果がある。
 
 
3 g 
半枝蓮
(ハンシレン)

シソ科のScutellaria barbataの全草を乾燥したもの。 アルカロイドやフラボノイドなどを含み、漢方治療では、清熱解毒・駆お血・利尿・抗菌・抗がん作用などの効能で利用されている。 種々のがん細胞に対して抑制作用が認められており、臨床試験で延命効果が報告されている。 種々の細菌に対してスペクトルの広い抗菌作用がある。

 
 
 10 g
白花蛇舌草
(ビャッカジャゼツソウ)
アカネ科の1年草のフタバムグラの根を含む全草を乾燥したもの。抗菌・抗炎症作用があり、清熱解毒薬として感染症や炎症性疾患に使用される。各種の腫瘍に広範に使用され、特に消化管の腫瘍に対しては比較的よい治療効果が報告されている。 扁桃腺炎・気管支炎・咽喉炎・虫垂炎などの感染性疾患にも有効。
 
 
 10 g

これらを食前に1日1〜2パックを服用します。通常は朝と夕食前に1パックづつですが、胃腸に負担がかかるときは、1パックを薄めて1日に2〜3回に分けて服用します。

これらを1〜2週間ほど服用して、問題なければ、がんに効く生薬を増やすなど、処方内容を修正していきます。抗がん生薬としては、3)で使用した、ガジュツ(莪朮)、タンジン(丹参)、ハンシレン(半枝蓮)、ビャッカジャゼツソウ(白花蛇舌草)の他に、オウゴン(黄ごん)、リュウキ(竜葵)、カゴソウ(夏枯草)などを病状に合わせて追加していきます。

また、食欲不振、倦怠感、下痢、便秘、発熱などの症状に合わせて、生薬の種類や量を加減することによって、病状や体調や治療状況に応じたオーダーメイドの漢方がん治療が実践できます。

処方について:

漢方薬の煎じ薬のレトルトパックは10パックから、代金引き換えの宅急便でお送りすることができます。
薬代と送料・代引手数料が加算されますが、10パック(5〜10日分)が6000〜10000円程度の費用になります。

【抗がん漢方薬注文メールフォーム】・お試し用抗がん漢方薬のご注文メールフォームはこちら⇒クリック

・オーダーメイドの抗がん漢方薬のご注文メールフォームはこちら⇒クリック

オーダーメイドの抗がん漢方薬の場合は、メールフォームで病状や体調、治療の状況をお知らせください。

煎じ薬のレトルトパックについてはこちらへ

(注)
漢方薬は医薬品です。したがってクリニックからの処方という手順を踏まなければなりません。そのため、患者様のお名前、生年月日、病歴、治療の状況などを伺ってカルテを作成してからの処方になります。
一般的に、医師が薬を処方するときには、診察が必要であることが医師法に定められています。しかし、「診察」というのは、必ずしも医師と患者が対面しないといけないという規定はありません。
(健康保険を使って診察を受ける場合は、初診料や診察料を保険組合に請求するため対面診療が基本ですが再診以降は電話での診療が認められています。テレビ電話などを使った遠隔診療も認められるようになっています。)
医師と患者さんが、意志疎通できて、病状や体調を把握し、インフォームド・コンセントが得られれば薬を処方することは可能です。特に、体の治癒力を高めることが目的の漢方薬の処方の場合には、病状や体調や治療の状況を電話やメールで聞くだけでも十分に処方できます。
がん治療の場合は、がんの種類や進行度と、体力や食欲の状態を聞けば、最初の処方は決められます。漢方薬を1〜2週間投与して、その反応を聞きながら、処方を修正していけばその人に合った漢方薬が決まるのです。
病院で薬をもらうために、長い距離を通院したり、数時間も待ったりすることは、がん治療において何のメリットもありません。体の治癒力を高めてがんを治していくときに、症状や治療の状況に合わせて作った漢方薬は極めて有用だと思います
少なくとも、素人判断で、健康食品を組み合わせるより、はるかに有効で安全だと考えて、このような方法をとっています。
漢方薬は確定申告の際の医療費控除の対象になります。医療費控除についてはこちらへ

 ◎ 漢方薬やがん治療に関するご質問などは、メール(info@1ginzaclinic.com)か電話(03-5550-3552)でお問い合わせ下さい。

| ホーム院長紹介診療のご案内診療方針書籍案内お問い合わせ
COPYRIGHT (c) GINZA TOKYO Clinic, All rights reserved.