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(1)漢方薬は十数種類の生薬を組み合わせて作ります。生薬の種類や量は患者さんの病状や体質に合わせて決めます。 |
(2)和紙で作った袋に1日分を入れて漢方薬が処方されます。 |
(3)漢方薬を煎じる場合には、陶器製やガラス製の容器(土瓶、ほうろう鍋、耐熱性ガラスなど)を使用します。鉄や銅で作られたものは、生薬成分と化学反応を起こして成分が変化してしまうので避けます。 |
(4)耐熱ガラスポットとタイマーのついた温熱器がセットになったマイコン制御の自動煎じ器も便利です。 |
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(5)和紙に入ったキザミ生薬を出して、600-800ccの水と一緒に火にかけます。和紙に入れたまま煎じ液を作ることもできますが、袋から出した方が十分に煎じることができます。 |
(6)煎じる時の水の量は生薬の量によって加減します。がんの漢方治療では生薬の量が多くなることがあり、その時は水の量を増やします。通常は生薬の重さの10〜20倍量が目安です。 |
(7)がんの漢方治療では1日に80グラム以上になることもあります。生薬の量に対して水の量が少なすぎると有効成分を十分に煮出すことができませんが、煎じ液の量が多いと飲むのに大変です。生薬の量に応じて飲める範囲で水の量を増やしたり、1日3回以上に分けて飲むとかの工夫が必要になる場合もあります。 |
(8)煮え立ちそうになったら火を弱くしてコトコトと煮ます。時間は40〜60分が目安です。水からじっくり煮出すことがポイントです。 |
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煎じ方のまとめ
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(9)薬を煎じ終えたら熱いうちにガーゼか茶漉しでカスをこして煎じ薬を別の容器に移します。カスを残しておくと、せっかくの成分がカスに再び吸収されてしまうからです。飲める温度になったところで数回に分けて飲みます。 |
(10)通常は一日分を2〜3回に分けて、食前か食間に飲みます。
その日の内に飲みきれない時には冷蔵庫に冷やして保存します。2回目、3回目を飲むときは温め治して飲むほうが効果があるようです。 |