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がんの補完・代替医療

がんが局所に限局した早期の段階であれば、手術や放射線治療などの標準治療でがんを根治できます。遠隔臓器に転移があるような進行がんの場合は抗がん剤治療が主体になりますが、抗がん剤だけでは根治は困難です。
標準治療の副作用を軽減したり効き目を高める補完療法、標準治療が効かなくなって匙を投げられた場合の代替療法として多くの治療法が実践されています。しかし、これらの補完・代替療法の中には有効性や安全性においてエビデンスが乏しかったり、全く効果が無いイカサマのような治療も存在します。有効性が乏しいのに非常に高額な治療法もあります。
当院では、有効性と安全性においてエビデンスのある治療法のうち、費用対効果を重視して比較的安価な補完・代替医療を実践しています。

当院では、以下に示すような多数の補完・代替療法を実践しています。それぞれの治療法の根拠や有効性を示すために、それぞれのページで詳しく解説しています。しかし、がんの種類や進行度や治療の状況によって最適な治療法は異なります。それぞれの治療法を理解し、自分に合った治療法を選択することは、患者さんには困難だと思います。
現在の病状や治療の状況をメール(info@f-gtc.or.jp)か電話(03-5550-3552)かファックス(03-3541-7577)でお知らせいただければ、全て院長(福田一典)がお答えしています。ご来院いただければ、詳しくご説明いたします。

それぞれのタイトルをクリックすると解説のサイトに移行します

メトロノミック化学療法と免疫療法の組み合わせによるがん治療
 
『再利用薬を用いたメトロノミック化学療法と免疫療法 』 は腫瘍血管の増生阻害や抗腫瘍免疫の活性化などによってがん組織の増大を阻止し、長期的ながん縮小あるいはがんとの共存を目指す治療法です。 副作用は少なく、しかも古くから他の病気の治療に用いられている薬を再利用するため、比較的安価で実施できます。
c-Mycをターゲットにしたがん治療
 
多くのがん細胞でc-Myc遺伝子の過剰発現が起こっており、c-Mycはがん治療の重要なターゲットになっています。 現時点で、c-Mycの働き自体を直接阻害する薬はありませんが、c-Mycの発現レベルを阻害する方法は幾つかあります。c-Myc遺伝子の発現を抑制する治療法はがん治療に有効です。。
フェロトーシスをターゲットにした進行乳がんの治療
 
がん細胞内に過剰な2価鉄イオンが存在することを利用して、鉄が関与するフェロトーシス(ferroprosis)という細胞死を誘導する治療法です。がん細胞の細胞膜に選択的に酸化傷害を引き起こすことを目標にした治療法です。
デルタ・トコトリエノールを用いたがん治療
 
ビタミンEの一種のデルタ・トコトリエノールと高脂血症治療薬のシンバスタチンを併用すると、がん細胞の増殖を抑え、細胞死を誘導できます。
ケトン食とがんの酸化治療
 
酸化ストレスを高めれば、がん細胞は死滅します。
2-デオキシ-D-グルコースを用いたがん治療
 
2-デオキシ-D-グルコースはがん細胞の多く取り込まれ、解糖系によるエネルギー産生を阻害し、ペントースリン酸経路による核酸などの物質合成を阻害することによってがん細胞の増殖を抑制します。抗がん剤治療や放射線治療の効果を高めます。
ジクロロ酢酸ナトリウムの抗腫瘍作用
ピルビン酸脱水素酵素を活性化してミトコンドリアを活性化すると、がん細胞がアポトーシスを起こしやすくなります。
寿命を延ばすがん治療:2-デオキシ-D-グルコース+メトホルミン+ラパマイシン+ケトン食
寿命延長と抗がん作用に共通する解糖系とmTORC1をターゲットにしたがん治療法です。
ステージ4の進行がんでも治る可能性はある:2-デオキシ-D-グルコース+ジクロロ酢酸+メトホルミン
がん治療における問題の多くは、「固形がんに対する抗がん剤治療の有効性が低い」ことに起因していて、これを解決することが、がんの補完・代替医療の最大の目的になっています。 「抗がん剤は効かない」と否定するより、「抗がん剤が効く方法を見つける」ことがより建設的だと思います。
FOXO3aを活性化するがん治療
転写因子のFoxO3aを活性化すると、がん細胞の抗がん剤感受性を高めることができます。進行がんでも、がん細胞の分化を誘導し、アポトーシスを誘導します。
がんのアルカリ療法(重曹療法)
がん組織のアルカリ化は抗がん剤治療と免疫療法の効き目を高めます。重炭酸ナトリウム(重曹)やプロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール)、ジクロロ酢酸ナトリウム、2-デオキシ-D-グルコースの組合せでがん組織をアルカリ化する方法です。
フェロトーシス(Ferroptosis)誘導によるがん治療
がん細胞は鉄を多く含んでいます。この鉄を利用してがん細胞を死滅させることができます。正常細胞は鉄の含有量が少ないので、正常細胞への毒性の少ないがん治療を達成できます。
カンナビジオールを使ったがん治療
医療大麻はがん治療に有効ですが、大麻取締法によって日本では使用できません。繊維を取る目的の産業用大麻(industrial hemp)の茎には精神変容作用を持つテトラヒドロカンナビノールがほとんど含まれず、精神作用のないカンナビジオールを多く含みます。産業用大麻の茎や種子よびその製品は大麻取締法の規制対象外です。 近年、カンナビジオールには多彩な抗がん作用が報告されています。
ビタミンD3とイソトレチノインとラパマイシンとメトホルミンの相乗効果

ビタミンD3+イソトレチノイン+ラパマイシン+メトホルミンの組合せは、mTORC1活性とソニック・ヘッジホッグ・伝達系を阻害します。進行がんの代替医療として効果が期待できます。

膵臓がんの抗がん剤治療の効果を高める方法

アルデヒド脱水素酵素を阻害するジスルフィラム、ヘッジホッグ・シグナル伝達系を阻害するメベンダゾール、mTORC1阻害剤のラパマイシンは膵臓がんの抗がん剤感受性を高めます。(詳しくはこちら)。

メベンダゾールを使ったがん治療

駆虫薬として広く使用されているメベンダゾールに強い抗がん作用が報告されています。副作用が少なく安全性の高いがん治療です。
ノスカピンの抗がん作用
副作用が少なく、内服で微小管阻害作用による抗がん作用を発揮することが報告されています。
AMPK、mTORC1、FOXO3Aをターゲットにしたがん治療
AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)と哺乳類ラパマイシン標的蛋白質複合体-1(mTORC1)と転写因子のFOXO3Aなどをターゲットにしたがんの治療法です。ケトン食+メトホルミン+フェノフィブラート+イソトレチノンなどを併用するとがん細胞を効率的に死滅できます。しかも、これらはいずれも比較的安価です。
がん細胞におけるエネルギー産生の特徴を利用したがん治療
がん細胞の特徴である嫌気性解糖の亢進やミトコンドリア機能の低下を利用した治療法です。がん細胞に選択的にエネルギー産生を枯渇させ、酸化ストレスを増大させ、がん細胞を死滅させます。抗がん剤感受性を高めるので、抗がん剤治療との併用で抗腫瘍作用を増強します。
がんとの共存・自然退縮を目指す「体にやさしいがん治療」
1種類の治療法でがん細胞の増殖を完全に抑えることは困難です。作用機序の異なる複数の方法を組み合わせると、相乗効果によってがん細胞の増殖を抑え、がんとの共存や自然退縮を達成する可能性を高めることができます。
体にやさしい「がん休眠療法」
腫瘍血管新生阻害、COX-2阻害、抗がん漢方薬などの医薬品を組み合わせて、がんの増殖を抑える治療法です。
AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)の活性化を目標としたがん治療
AMP活性化プロテインキナーゼを活性化すると、副作用無くがん細胞の増殖を抑えることができます。
メラトニンを使用した抗腫瘍免疫増強法
メラトニンは細胞性免疫を活性化する作用や、直接的な抗がん作用など、様々なメカニズムで抗腫瘍活性を示します。さらに他の方法を組み合わせれば、抗腫瘍効果を高めることができます。
トル様受容体7(TLR7)リガンド(イミキモド)を使用した抗腫瘍免疫増強法
樹状細胞を活性化する方法として、トル様受容体7(Toll-like Receptor 7: TLR7)のリガンドであるイミキモド、インターロイキン-12(IL-12)の産生を高めて樹状細胞の成熟を促進するピドチモドの併用が有効です。 さらに、キラーT細胞の働きを抑制している様々な要因を取り除けば、がん細胞に対する免疫的排除も可能になります。
転写因子NF-κBの阻害によるがん治療
がん細胞の増殖・転移・抗がん剤抵抗性を引き起こす転写因子NF-κBを阻害する治療法を紹介しています。
酸化ストレスの軽減を目指したがん治療
酸化ストレスを軽減するとがん細胞の増殖や悪化を阻止することができます。酸化ストレスを軽減する「水素ガス吸入療法」と「抗酸化性サプリメント」と「抗がん漢方薬」の併用によって体にやさしいがん治療が実践できます。
副作用が少なく抗がん作用を有する医薬品とサプリメント
副作用が少なく抗がん作用を有する医薬品やサプリメントを紹介しています。これらは単独では抗腫瘍効果に限界がありますが、複数を組み合わせると、がん細胞の増殖を抑え縮小させることができます。
抗がん剤治療による末梢神経障害を改善するサプリメント
抗がん剤による末梢神経障害に対してアセチル-L-カルニチン、メラトニン、αリポ酸の有効性が報告されています。これらはいずれもサプリメントで、副作用はほとんど無く、しかも抗がん剤治療の副作用軽減だけでなく、抗腫瘍効果を高める効果も報告されています。抗がん剤治療による末梢神経障害の予防と治療において、これらのサプリメントを組み合わせる方法は試してみる価値があります。
血管新生阻害によるがん治療
腫瘍血管の新生を阻害する方法を組み合わせることによってがんとの共存を目指します。
メラトニンの抗がん作用
抗がん剤、放射線、免疫療法と併用して、その副作用を軽減し、抗腫瘍効果を高めることが多くの臨床試験で確かめられています。1ヶ月分が5000円(1日20mg)〜10000円(1日40mg)
アルテミシニン誘導体を用いたがん代替医療
抗マラリア薬のアルテミシニンに抗がん活性と血管新生阻害作用が注目されています。血管新生阻害剤やCOX-2阻害剤との相乗効果が報告されています。
高濃度ビタミンC点滴療法
大量(1回50〜100g)のビタミンCを点滴すると、がん細胞を選択的に殺す効果があることが報告されています。
高濃度ビタミンC点滴とアルテミシニン誘導体製剤の併用療法
高濃度ビタミンCとアルテミシニン誘導体製剤を併用して、活性酸素を利用してがん細胞を殺す治療法です。
低用量ナルトレキソン療法の抗がん作用

麻薬中毒やアルコール中毒など薬物依存症の治療に使用されていナルトレキソンを、薬物依存症の治療に使う量の10分の1くらいの低用量を投与すると免疫力やがんに対する抵抗力を高める効果が報告されています。1ヶ月分の費用は12,000円です。
半枝蓮を使ったがんの薬草治療
細切した半枝連を和紙に1袋30g入れて安価で提供しています。30g1袋が300円(税込み)。1日1〜2袋を自分で煎じて服用するとがん細胞の増殖を抑える効果が期待できます。
ジインドリルメタンの抗がん作用
ジインドリルメタンには、乳がんや前立腺がんなど多くのがんに対する効果が報告されています。転写因子のNF-κBの活性を阻害して抗がん剤感受性を高める作用があります。1ヶ月分(120カプセル)9000円
抗がん力を高めるサプリメント
がん治療や再発予防に効果があるサプリメントや健康食品を紹介しています。
がん代替医療の情報
がんの種類や病態別に、役に立つ代替医療の情報を紹介しています。

 

 
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