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低線量放射線被曝による健康被害』を軽減する方法

【原発事故に起因する低線量放射線被曝の発生について】

平成23年3月11日に発生した福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質(放射能)漏れによる放射線被爆が問題になっています。例えば、福島県内を中心に大気中の放射線量が高い状態が続いており、3月14日から21日の7日間の積算放射線量が福島市で1770マイクロシーベルト、いわき市で299.7マイクロシーベルト、宇都宮市で34.1マイクロシベルトに達したという新聞報道がありました。(ただし、これは24時間屋外にいた場合の数値で、屋内にいればこれらの数値はかなり少なくなります)
日本人が浴びる1週間分の自然放射線量の平均値(29マイクロシーベルト)を上回ったということで、放射能汚染が問題になっています。(放射線医学総合研究所の試算では、原発事故後1ヶ月間の東京の累積被曝量は120マイクロシーベルト程度と報告されています。)
シーベルトというのは人体への影響を考慮した放射線被曝量の単位です。数値が大きいほど人体への害が大きくなります。1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトです。

宇宙線や地球からの放射線によって、普通の生活を行っていても、世界平均で1年間に一人当たり2.4ミリシーベルト(2400マイクロシーベルト)の放射線を浴びていると言われています。日本ではラドンなど気体の放射線物質が少ないので年間約1500マイクロシーベルト、ブラジルやイランでは地域によっては年間1万〜2万マイクロシーベルト(10〜20ミリシベルト)の自然放射線を浴びている所もあるそうです。
高い所にいくと宇宙線を浴びやすいので、東京とニューヨークを飛行機で往復するだけで200マイクロシーベルトを被曝します。
このようなことから、1週間に100マイクロシーベルト(1年間で5000マイクロシーベルト=5ミリシーベルト)くらいはほとんど問題無いということになります。
原発の事故現場から離れておれば、急性の放射線障害が起こるような大量被曝を受ける可能性はほとんどありません。また、原発事故による環境汚染が早期に終息し、これ以上の放射能漏れが発生しなければ、健康被害について心配する必要は無いと言えます。
しかし、
放射能漏れが長引いて、自然放射線量を超えた環境汚染が長期間に及んだときは、長期にわたる低線量放射線被曝によって健康被害が起こる可能性があると言えます。事故後2ヶ月以上経過した6月に入ってからの報道では、1〜3号機の全炉心溶融(メルトダウン)が明らかになり、年内の冷温停止は困難視されています。たとえ低線量でも、放射線物質の流出が当分(数ヶ月)続くことは確実です。
原発から20キロ圏内の警戒区域や、事故から1年間の積算放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れがある計画的避難区域の市町村では住民が避難しています。避難の対照になっていない地域では、現時点では放射線被曝による健康被害のリスクは低い(無視できる)と考えられています。しかし、今後の状況次第では、福島県以外
でも全く心配無いと断言できる状況ではないと思います。

【低線量被曝でどの程度の健康被害が発生するのか?】

国立がん研究センターは3月28日に「現状では原子炉での作業者を除き住民に健康問題はなく、食品や水も十分すぎるほど安全といえる」とする見解を発表しました。政府も「直ちに健康には影響しない」と言っています。確かに、現状では、放射能漏れによる被曝(大気や野菜や水道水などからの放射線被曝)は、多く見積もってもせいぜい年間数ミリシーベルト以下であり、発がんリスクが高くなるレベル(200ミリシーベルト以上)からはかなり低いと言えます。

病院で放射線治療にあたる技師の年間被曝上限は50ミリシーベルトで、放射線影響協会によると、200ミリシーベルト以下では人体への影響が臨床例でほとんど報告されていない、がんになる確率はほとんど増えないと言っています。
一般的には、100ミリシーベルト以上の蓄積でなければ発がんのリスクは上がらないと考えられています。危険が高まると言っても、100ミリシーベルトの蓄積で0.5%程度という記述もあります。人間は一生の間に約50%の確率でがんを発症しますので、それが50.5%になる程度だからほとんど無視できるという解説もあります。
短期間に数百ミリシーベルトを被爆するとがんの発生率は高くなりますが、同じ量の被爆でも数年かかる場合には、発がんリスクはほとんど上がらないと考えられています。放射線でダメージ(変異)を受けたDHAが修復するからです。
しかし、DNA変異の修復は100%ではありません。DNA修復にエラーが発生するから多くの人にがんが発生している事実を認識する必要があります。
人間のがんは、多因子の複合的な作用で発生します。大量の放射線を被曝して発生するがんは特殊な場合です。タバコや食生活や日光や宇宙線や大気汚染など、様々な発がん要因が複合的に長期に作用してがんが発生しています。
発がんの原因として、タバコと食事がそれぞれ30%程度を占めています。放射線も3%程度を占めています。この場合の放射線は自然放射線と医療放射線(放射線治療やエックス線検査)によります。
日本の場合、自然放射線は1年間で一人平均約1500マイクロシーベルト程度で、医療放射線は1年間に一人平均で2000〜3000マイクロシーベルト(2〜3ミリシーベルト)と言われています。つまり、年間一人平均3〜4ミリシーベルトの放射線被曝が日本人に発生するがんの原因の3%程度を占めている計算になります。3%というのは年間2万人のがん発生に相当します。

通常のエックス線検査ががんの発生を高める事実が複数の疫学研究で明らかになっています。
例えば、2004年の英国からの論文(Lancet 363:345-351, 2004)では、「英国を含む15カ国を調査対象に、各国のエックス線検査の頻度、放射線被ばく量と発がんの危険性などのデータから75歳までにがんを発症する人の数を推定したところ、日本では年間発症するがんの3.2%が医療機関でのエックス線検査(CT検査を含む)による被ばくに起因すると見られ、他の14カ国における割合(0.6-1.8%)と比べて突出して高くなっている」と報告されています。
発がんの原因としてタバコと食事がそれぞれ30〜35%を占めていますので、放射線による発がんへの寄与が2〜3%程度というのは、がんの原因としては低いことは確かです。しかし、年間一人当たりの自然放射線量は日本では1.5〜2ミリシーベルト程度に比べ、日本国民一人当たりの医療被曝(エックス線検査など)は1年間の平均で2〜3ミリシーベルトと言われており、自然放射線量よりも医療被曝の方がかなり多いことが問題視されています。
また、米国では2007年に7200万件のCT検査が実施され、これらの検査による放射線被曝によって将来約29000例のがんが発生する(このうち約半分ががんで死亡)という推計が報告されています。これは米国のがん罹患数(2008年)140万例の約2%に相当します。 (Arch Intern Med, 169:2071-7, 2009)
この論文の考察の中には、1回のCTスキャンで10ミリシーベルトの被曝を受け、被曝によるがん死亡は2000回のCTスキャン当たり1例になるという推計が記載されています。この割合だと、20回のCT検査を受けても、放射線被爆に起因するがんが発生して死亡する確率は1%増える程度という計算になります。普通の生活をして一生の間にがんで死亡する確率が30〜40%程度ですので、20回のCT検査を受けると30%の確率が31%になる程度なので、それほど大きな数字とは言えません。
したがって、CT検査の放射線被曝による個人レベルの発がんリスクは小さいという意見は間違ってはいないのかもしれません。しかし、多数のCT検査が行なわれれば、集団レベルでの発がんリスクは無視できない大きさになる(全体のがんの2%)と言えます。少なくとも、日本や米国では、発生したがんの2〜3%がCTなどのエックス線検査に依るものであるのは確かなようです。
心筋梗塞の患者は検査や治療(心臓カテーテル検査など)で一人1年に5.3ミリシーベルトの医療被曝を受けており、その被曝によるがん発生への影響を計算すると、10ミリシーベルト当たり5年間の追跡でがんの発生率が3%上昇するという推計が報告されています。(CMAJ, March 8, 2011, 183(4))
CT検査も回数が増えれば、個人単位でも無視はできない発がんリスクとなります。

さて、福島原発事故による放射能汚染が極めて少ないということを説明するときに、テレビなどの解説では、「CT検査1回で6.9ミリシーベルトを被曝するので、原発事故による放射線汚染はほとんど問題ない」というようなコメントがなされています。
一般の人は、「病院で受ける医療行為であるCT検査が人体に害があるはずは無い」→「CT検査で受ける放射線の量に比べると福島原発事故による大気汚染の放射線量は極めて少ない」→「したがって、原発事故による放射線の大気汚染は問題ない」という3段論法に納得しているのかもしれません。
しかし、これは、「CT検査で受けている放射線量が人体に影響ない(害を及ぼさない)」という前提で成立つ説明です。しかし前述のように「CT検査は発がんリスクを高める可能性がある」というのが医学界の常識です。体に害はあっても、医療上のメリットがあるからCT検査が行われているわけで、CT検査そのものが安全というのは全くの間違いです。CT検査の被曝量を比較に持ち出すのは、政府やメディアによる世論操作の意味合いもあるのかもしれません。
CTよりもずっと放射線量の低い胸部レントゲン(50マイクロシーベルト)でも、定期健診などで「妊婦や妊娠している可能性のある方は受けないように」という注意が促されます。

政府の発表では「直ちに健康には影響しない」と言っていますが、長期に及べば、たとえ年間数ミリシーベルトでも、被曝量に比例して健康被害は発生すると考えるべきです。個人レベルでは発がんに対する寄与は数%ですが、集団としてみれば多数のがんの発生に寄与していると考えるのが妥当です。

ただし、低線量放射線被曝の発がんリスクは、喫煙や大量飲酒に比べると、極めて低いのは確かです。日頃から喫煙や大量飲酒をしている人の発がんリスクは100〜1000ミリシーベルト以上(量と期間による)の放射線被曝に相当すると考えられています。したがって、喫煙や大量飲酒(日本酒換算で1日3合以上)を行っている人は、放射線被曝の心配をしても、あまり意味は無いかもしれません。

【放射線被曝が発がんリスクを高める理由】

放射線被曝による発がんを防ぐためには、まず、放射線被曝ががんを発生させる理由を理解する必要があります。放射線による発がんのメカニズムを簡単に説明します。

そこでまず、「フリーラジカルとは何か?」ということを理解する必要があります。
この世の全ての物質は全て原子からできています。原子というのは物質を構成する最小の単位で、原子核を中心にその周りを電気的に負(マイナス)に帯電した電子が回っているという形で現されます。通常、電子は一つの軌道に2個づつ対をなして収容されますが、原子の種類によっては一つの軌道に電子が一個しか存在しないことがあります。このような「不対電子」を持つ原子または分子をフリーラジカル(遊離活性基)と定義しています。フリーは英語で「自由な」、ラジカルは「過激な」という意味で、フリーラジカルは自由な過激分子ということになります。
本来、電子は軌道で対をなっている時がエネルギー的に最も安定した状態になります。そのためにフリーラジカルは一般的には不安定で、他の分子から電子を取って自分は安定になろうとします。フリーラジカルとは、「不対電子をもっているために、他の分子から電子を奪い取る力が高まっている原子や分子」と定義できます。
不対電子をもった分子は不安定で、他の分子から電子を奪い取って安定化しようとします。「酸化」するというのは活性酸素やフリーラジカルが、ある物質の持っている電子を奪い取ることを意味します。つまり、活性酸素やフリーラジカルは、相手の電子を奪う(酸化する)性質が非常に強い性質のものです。

がんの放射線治療において、放射線照射ががん細胞を死滅させるのは、放射線が細胞内の水と反応して
ヒドロキシラジカルという活性酸素を産生するからです。ヒドロキシラジカルは不対電子をもったフリーラジカルで生体の分子を酸化し、細胞や遺伝子を損傷します。このような細胞を死滅させる効果ががんの放射線治療で利用されているのです。
CT検査などの低線量の放射線被爆でも、その放射線量に比例して、フリーラジカルによるダメージを受けることになります。放射線治療のように細胞を死滅させるような強い効果はありませんが、遺伝子(DNA)の変異や蛋白質や脂質の酸化を引き起こして、組織や細胞に酸化障害を与えます。これが放射線傷害です。

図:フリーラジカルは不対電子をもっているから不安定。他の分子から電子を奪って安定しようとする。
例えば、水分子(H2O)に放射線が当たって水素(H)とヒドロキシルラジカル(・OH)に分かれると、ヒドロキシルラジカルは不対電子を持つため、不安定になって、他の分子から電子を奪い取ろうと暴れ、細胞内外の物質(DNA, 蛋白質,脂質など)を酸化することによって細胞を傷害する。DNAの酸化傷害によって遺伝子変異が起こるとがんの発生の原因となる。

【放射線被曝による発がんリスクを低減する漢方治療とサプリメント】

以下の内容は、放射能漏れが長引いて、広い地域の居住者が長期にわたって低線量の放射線被曝を受ける環境で生活をしなければならない可能性が出て来た場合の自分を守る対策について解説しています。

放射線の生物作用を抑制する薬剤を
放射線防護剤(radioprotector)といいます。
前述のごとく、放射線は細胞内の水と反応して
ヒドロキシラジカルという活性酸素を発生します。このヒドロキシラジカルは反応性に富むフリーラジカルであるため、遺伝子(DNA)と反応して遺伝子変異を引き起こし、この遺伝子変異によってがん細胞が発生します。
したがって、ヒドロキシラジカルを直接消去する抗酸化剤や、フリーラジカルを消去する細胞内の抗酸化酵素(SOD,カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなど)の産生を高めるものが放射線防御剤となります。細胞や組織の抗酸化力を高めることが、放射線による遺伝子変異を防ぐ最も重要な対策です。
フリーラジカルを消去する抗酸化剤としては、
ビタミンCアルファリポ酸コエンザイムQ10などがあります。また、漢方薬に含まれるポリフェノール(フラボノイドなど)も放射線による遺伝子変異を防ぐ効果があります。水素はヒドロキシラジカルを選択的に消去するので、水素水の飲用や点滴も有効かもしれません(水素水点滴についてはこちらへ
アルファリポ酸は体内にある補酵素で、強力な抗酸化物質です。アルファリポ酸が放射線障害から組織や臓器を保護する効果が動物実験などで確かめられています。チェルノブイリ原発事故でも汚染地区に住んでいた子供にアルファリポ酸を1 日 200〜400mg の経口投与 が行われ、白血球機能の正常化や、腎臓や肝臓機能の改善が報告されています。アルファリポ酸はキレート作用があり、体内の放射性セシウムの排泄を促進する可能性が報告されています。
抗酸化酵素の産生を高めるサプリメントとしてはセレンが有効です。
(アルファリポ酸とセレンのサプリメントについてはこちらへ
IP-6&inositol(イノセル)が体内に入ったウラニウムをキレートして体外に排泄する効果が報告されています。IP-6&inositoは抗酸化力と免疫力を高め、がん予防効果があるので、放射能漏れに起因する低線量放射線被曝からがんを予防する目的で効果が期待できます。強いキレート作用で体内に入った放射性元素の排泄を促進する効果も期待できます。
放射線障害からの保護作用が報告されている生薬の代表は
高麗人参です。高麗人参はストレスに対する抵抗力を高めるアダプトゲンの代表で、含まれる人参サポニンのジンセノサイドには、抗酸化作用や免疫増強作用があります。免疫増強作用は発がん予防に有効です。
致死量に近い量の放射線をマウスやラットに照射する実験で、高麗人参を照射前や照射直後に服用させると、生存率を著明に高める結果が多数報告されています。
抗酸化作用と免疫増強作用があるチャーガ(カバノアナタケ)冬虫夏草も放射線障害の予防に有効です。
がんの放射線治療の副作用軽減に有効な漢方薬(
十全大補湯など)が知られています。このような漢方薬を基本にしながら、抗酸化力や免疫力を高める生薬(霊芝チャーガ、冬虫夏草など)やサプリメント(ビタミンC,アルファリポ酸コエンザイムQ10セレンIP-6&Inositolなど)などを併用すると、放射線被曝に伴う発がんリスクの増加を抑えることができます。
一種類の抗酸化サプリメントを摂取するのでなく、複数の抗酸化サプリメントや漢方薬を併用することで放射線障害に対する保護作用を増強することができます。例えば、高麗人参、黄耆、当帰、チャーガ、霊芝、冬虫夏草などを組み合わせた漢方薬、抗酸化性サプリメント(アルファリポ酸、コエンザイムQ10、ビタミンC、セレンなど)、放射線治療の副作用軽減効果が報告されているIP-6&Inositolメラトニンセフェランチンなどの併用は低濃度放射線被曝によるがんの発生予防に有効だと言えます。
また、日頃の食事で野菜や果物など抗酸化成分の豊富な植物性の食品を増やすことも大切です。

放射線による発がんリスクの軽減に有効なサプリメントとして銀座東京クリニックでは以下のような製品を推奨しています。

αリポ酸&セレン:
熱に対する安定性、消化管からの吸収性、抗酸化能力、胃に対する刺激性において、通常のアルファリポ酸より優れたLAORN(ラオルン)構造のアルファリポ酸を使用しています。グルタチオン・ペルオキシダーゼやチオレドキシン還元酵素(thioredoxin reductase)などの抗酸化酵素の活性に必要なセレンを1日量0.2mg含有しています。したがって、アルファリポ酸とセレンの相乗効果で、抗酸化力を強力に増強します。
アルファリポ酸とセレンは免疫力を高める効果も強く、またアルファリポ酸はキレート作用によって体内の放射線物質を体外への排泄を促進する効果もあります。チェルノブイリ原発事故でも放射線障害の予防にアルファリポ酸が使われ、その有効性が報告されています。
1ヶ月分(60カプセル)5000円(税込み)

IP-6 & Inositol (イノセル)
ナチュラル・キラー細胞活性を高めることが報告されています。
免疫力を高めることによって放射線による発がんを予防します。
IP-6がウラニウムなど体内に入った放射線物質をキレートして体外に排泄する効果が報告されています。
1ヶ月分5250円(消費税込み)
メラトニン
免疫力と抗酸化力を高めます。放射線治療や抗がん剤治療の副作用を緩和し、抗腫瘍効果を高めることが臨床試験で確かめられています。
がん治療には1日20〜40mg、再発予防には1日10mgを摂取します。
放射線障害の予防には1日10〜20mgを服用します。
10mg/60錠:5,000円(消費税込み)/20mg/60錠:9,000円(消費税込み)
米国製のサプリメントです。
漢方薬(オーダーメイドの煎じ薬レトルトパック)
病状や体調に応じて個別に処方した煎じ薬をパックに詰めてお送りします。
放射線障害の軽減や発がん予防に効果のある生薬を組み合わせて作成します。
1ヶ月分3〜4万円程度
サナギタケ冬虫夏草
カイコの生きた無菌サナギにサナギタケ菌(Cordyceps militaris)を植付け、天然冬虫夏草と同じ環境のもと完熟まで育て収穫した冬虫夏草(サナギタケ)を100%使用しています。
放射線でダメージを受けた骨髄機能の回復を促進し、免疫力を高めてがんを予防します。抗がん成分の
コルジセピン(Cordycepin)の含有量は天然の冬虫夏草より多いことが報告されています。
270mg x 90カプセル:16800円(税込み)
キサントン-40
東南アジア原産の果物マンゴスチンの果皮に含まれるキサントンには強い抗酸化作用と抗がん作用が報告されています。
キサントン-40は1カプセル中にキサントン40mgを含みます。
1日に10〜20カプセルの服用でキサントン400〜800mgが摂取できます。
1パック300カプセル入り:9000円(税込み)
シクロカプセル化コエンザイムQ10
γ-シクロデキストリンで包接(包み込む)ことによってコエンザイムQ10の吸収率は10倍以上に向上します。1日30mgのシクロカプセル化CoQ10の服用で十分な効果が得られます。
抗酸化力を高めて放射線による発がんを予防します。
1ヶ月分6300円(消費税込み)
セファランチン
セファランチン (cepharanthine) は、ツヅラフジ科の植物タマサキツヅラフジの根から抽出したアルカロイド、あるいはそれを含む医薬品です。
医薬品として、放射線治療の白血球減少の治療に使用されています。
1ヶ月分2700円

自宅でできる「水素ガス吸入療法」
世界に類を見ない
発泡水素発生材が開発されました。水に入れるだけで分子状水素ガス(H2が大量に発生します。水素ガスを吸入すると水素は肺から血液に入り、全身の細胞の中へ素早く届きます。
水素分子(H2は活性酸素の中でも最も有害なヒドロキシラジカルを消去し、生体防御や細胞機能に重要な働きを持つスーパーオキシドや過酸化水素は消去しません。また、水素は生体膜を拡散し種々の細胞内小器官に浸透しうるので、ヒドロキシラジカルによる酸化障害の治療法として理想的な特徴を持っています。水素を大量に発生させる発泡水素材を利用し、自宅で安全に水素ガスを吸入できる方法です


処方をご希望の方は、電話(03-5550-3552)かメール(info@f-gtc.or.jp)でお問い合わせ下さい。

【安定ヨウ素剤について】 

福島原子力発電所の事故現場から離れた所に居住している方は、現時点では安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の内服は必要ありません。必要ないのにむやみに服用すると副作用もあります。
放射能漏れが深刻になり、
放射線ヨウ素(ヨウ素131)の被曝が問題になったときは、放射線ヨウ素による内部被曝を防ぐために安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の内服が必要です。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料になるため、放射線ヨウ素を体内に取り込むと放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれ、甲状腺がんの原因になります。
このとき、あらかじめヨウ素カリウムを130mg服用しておくと、甲状腺のヨウ素が飽和して、放射性ヨウ素の甲状腺への取り込みを阻止できます。
このような緊急事態に備えて、各自治体はヨウ化カリウムを備蓄し、必要に応じて住民に配布することになっています。しかし、十分な量が確保されているわけでは無いようです。
放射能汚染の強い場所に行かざるを得ない人などは、事前にヨウ化カリウムを服用するのが安全です。
放射線汚染の強い所に行く場合は1錠を服用します。服用したヨウ化カリウムは1日で体外に排泄されるため、汚染の強い所に居る間は毎日1錠を服用します。汚染地域から離れれば服用は必要ありません。
当クリニックでは、放射線防御用のヨウ化カリウムの錠剤が必要な方には、数錠単位であれば無償で提供しています。(在庫がある間のみ)

 
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