東京銀座クリニック
 
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●大腸がん・胃がんの補完・代替医療

大腸がんや胃がんは手術によって切除しやすいがんであり、転移がなければ少々大きくても根治手術は可能です。しかし、肝臓や肺など他の臓器に転移している場合や、再発した場合は、抗がん剤治療が中心になります。
大腸がんは症状がでにくい為、比較的大きくなってから見つかることも多く、腫瘍が大きい場合は、たとえ治癒切除ができても、再発のリスクはあります。再発予防を積極的に実践することが大切です。大腸がんの場合、肉を減らし、野菜や大豆や果物の豊富な食事をするだけでも再発効果が期待できます。胃がんの予防には塩分の取り過ぎに注意が必要です。
漢方薬の抗がん生薬には大腸がんや胃がんなど消化器系のがんに効果のある生薬が数多く知られています。このような抗がん生薬を利用した漢方治療は再発予防や進行がんの代替医療に有効です。

1)抗がん漢方薬
大腸がんや胃がんに対する抗腫瘍作用が経験的に知られている生薬として半枝蓮、白花蛇舌草、竜葵、夏枯草、莪朮、三稜、喜樹、七叶一枝花などがあります。これらの抗がん生薬に、病状や体力に応じて滋養強壮薬や免疫力を高める生薬などを組み合せた漢方薬を服用すると、がん細胞の増殖を抑えると同時に、がんに対する抵抗力や治癒力を高めることができます。
1ヶ月分の費用は進行がんの漢方治療で3〜4万円、再発予防で2〜3万円です。
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2)アルテスネイト
マラリアの特効薬として使用されているアルテミシニン誘導体製剤は、多くの悪性腫瘍に対して殺細胞作用を示すことが報告されており、血管新生阻害作用も報告されています。(1ヶ月分:12,000円)
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3)シメチジン
ヒスタミンH2受容体拮抗薬のシメチジンは、胃酸の分泌を抑える効果で胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎の治療に使われています。進行した胃がんや大腸がんの患者の生存期間を延長させる効果が臨床試験で示されています。例えば、治癒切除術後5-FU投与を受けている大腸がん患者において、10年生存率は、シメチジン併用群で84.6%、シメチジン非併用群で49.8%でした(P<00001)。
7日間のシメチジン投与(手術前5日間と手術後2日間)で、大腸がん患者の3年後の死亡率を41%から7%に低下させたという報告もあります。
シメチジンには免疫増強・血管新生阻害・アポトーシス誘導・転移抑制などの抗腫瘍効果があり、臨床試験で再発予防や延命効果が証明されていますので、抗がん剤治療中や再発予防の目的で併用する価値は十分にあります。手術後の免疫力低下を抑える効果も指摘されていますので、手術後早期の服用も有効です。
しかも、安価です。(1ヶ月分:3,000円)
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4)COX-2阻害剤(セレブレックス、セレコックス)
胃がんと大腸がんはシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)の活性が高いことが多いので、COX-2阻害剤のcelecoxib(セレブレックス、セレコックス)を併用することは有用です。セレブレックスには、がん細胞の抗がん剤感受性を高め、抗がん剤の副作用を軽減する効果も報告されています。(1ヶ月分:9,000円〜18,000円)
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5)その他
ω3系不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)のサプリメントは、大腸がん細胞の増殖を抑える効果が期待できます。(1ヶ月分:3,500〜7,000円)

メラトニンは不眠に使用されるサプリメントですが、免疫力や抗酸化力を高め、抗がん ワ剤や放射線治療の副作用を軽減し、抗腫瘍効果を高めることが報告されています。抗がん剤や放射線治療、緩和医療と併用して延命効果があることが臨床試験で示されています。(1ヶ月分:5,000円〜10,000円)

IP-6 & Inositolは、悪性腫瘍に対する免疫力の中心であるナチュラルキラー細胞活性を高める効果や、癌細胞の増殖を止める作用が報告されています。(1ヶ月分:5,250円〜10,500円)

マンゴスチン果皮に含まれるキサントンには、強力な抗酸化作用、COX-2阻害作用などの抗炎症作用、腫瘍細胞にアポトーシス(細胞死)を誘導する作用が報告されています

ウクライン(Ukrain)は、免疫力を高め、腫瘍血管の新生を阻害し、腫瘍細胞にアポトーシスを誘導する作用が多くの腫瘍で確認されています。
大腸がんに対する有効性が臨床試験で確かめられています。

◆ その他
○タルセバ(erlotinib)は転移した大腸がんに対して有効(016)
○シメチジンには血管新生阻害作用とアポトーシス誘導作用がある(015)
 
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